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https://www.sankei.com/article/20250307-G4DIWERYAVL7XLQ4XQMFSPHVVY/
別の居場所ではなく、再び学校に通うことを希望する子供もいる。35年以上にわたり不登校を研究する一般社団法人「子どもの成長実感支援センター」の小野昌彦代表理事(教育臨床心理学)は、こうした児童生徒への再登校支援を実施してきた。
子供の学力、体力、社会的スキルを測り、それぞれ再登校に必要な数値に到達するよう指導。不安を克服するための行動療法なども行う。登校できるようになった後もフォローし、これまでに支援した約300人はほぼ全員が登校を継続できているという。
(中略)
人前で話したり、動いたりできなくなる「場面緘黙(かんもく)症」で周囲となじめず、小学2年から約4年間不登校だった高校3年の女子生徒(18)=東京都=も、「このままでいいのかという不安から支援を受けた。症状も解消し、再登校してみんなと授業を受ける日々は、すごくうれしいものだった」と振り返った。
小野氏は「子供にとって楽な環境を整えるより、社会的自立に向けて何を身につければ再登校し、登校を続けられるかを優先することが重要だ」と指摘する。だが、そうした支援は進んでいないのが現状だ。