熊猫
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/185313
研究チームが40万人規模のデータを解析した結果、“未経験”の人々にはいくつかの特徴が浮かび上がりました。
まず未経験の人々は平均すると教育水準が高い傾向にありました。
また、飲酒や喫煙をする割合が少なく、いわゆる“健康的な生活習慣”を持つ人が多かったのです。
一方で、幸福感や「自分の人生に意味がある」という感覚は低めで、孤独や不安を感じやすい傾向が見られました。
心理的には、特に男性で「神経質」「孤独」「不幸せ」といった回答が多く、セックスの未経験が心の健康と強く関わっていることが分かりました。
身体的にも男性では握力や筋肉量が少ない傾向があり、こうした要素がパートナー形成の難しさと結びつく可能性が示唆されています。
さらに「子どもの頃から眼鏡を使っていた」人が多く、こうした外見の特徴が思春期の人間関係に影響した可能性も考えられます。
今回の研究では遺伝子の影響も調べられました。
その結果、未経験という特徴の14〜17%程度はSNP遺伝率で説明できることが示されました。
ただし、これはセックスを未経験に繋がる「特定の遺伝的要因」があるという単純な話ではありません。実際には、体質や性格に関わる数えきれないほど多くの遺伝的要素が少しずつ影響し合い、その積み重ねが「未経験」の傾向につながっていると考えられます。
研究者たちは今後、さまざまな文化圏で同様の調査を行う必要があると指摘しています。
また「性的欲求がない人(アセクシュアル)」と「望んでいたが経験できなかった人」とを分けて調べることも大きな課題です。