https://toyokeizai.net/articles/-/945000?display=b
行動遺伝学の知見で最も興味深いのは、遺伝の影響が年齢とともに「強まっていく」という事実です。
児童期(小学生まで)は環境の影響が40〜60%を占めるのに対し、思春期・青年期(中学生以降)になると遺伝率が60%と逆転し、環境の影響は30%程度に減少してしまいます。
安藤氏が行った日本の大学生を対象にした研究では、遺伝率83%という数字が出たそうで、成人になるとほぼ共有環境の影響がなくなるということがわかりました。
なぜ、成長するほど遺伝の影響が強くなるのでしょうか。
児童期までは親が用意した環境(家庭、塾、習い事)の中にいるため、「共有環境」の影響が見かけ上大きく出ます 。そのため、この時期の親は「自分の育て方次第でどうにかなる」という手応えを感じやすいのです。