熊猫
高野さん:ふうかは、公立小学校の肢体不自由特別支援学級に在籍し、現在、5年生の通常学級で授業を受けています。肢体不自由特別支援学級が併設されている学校なので校内はバリアフリーで、エレベーターもあります。私立小学校も検討しましたが、私立小の場合は送り迎えの問題が出てきます。幼稚園の3年間は親が送り迎えをしてきたものの、小中高の12年間を考えると、肢体不自由特別支援学級は送迎支援があるので、家から学校までバスで通えることから公立小を選択しました。「支援学校に行け」難病の娘の通学批判… 星野真里の夫が感じた大人の偏見、娘の居場所「現状を知ってほしい」(CHANTO WEB) - Yahoo!ニュース
『24時間テレビ』でチャリティーランナーをつとめた星野真里さんの夫で、TBSのアナウンサーとして活躍後、東京都議会議員として活動する高野貴裕さん。難病を患う娘さんが普通学級で授業を受けることに対し、
私立小の学校説明会に行った際に、学校が「共生社会・バリアフリーの社会を目指す」と謳っているものの、体育館が2階にある、エレベーターがないなど、バリアフリー環境ではないことを知って、これが現実だと思いました。
■世間の批判に「現状を知ってほしい」
高野さん:ふうかは現在、学校長の裁量権で、特別支援学級に在籍しながら、5年生の通常学級にフルで通っています。先生も理解があり、横にサポーター・支援員の方が常についてくださっていますし、体調面についてはふうか自身が自分の言葉で伝えることができます。医療的ケア児が普通学級で授業を受けることに対して、「障がいがあるなら特別支援学校にいったらいいのではないか」という声がありましたが、なぜふうかが特別支援学級が設置されている公立小学校に通っているのか、きちんと日本の制度と現状を知っていただきたいと思っています。
特別支援学校とはどのような学校で、特別支援学級に在籍する子と特性がどう違うのかわかる方はどれくらいいらっしゃるのでしょう。肢体不自由のある子どもたちは、知的障害を併せ持つ場合もあり、学習の進度や必要な支援は一人ひとり異なります。特別支援学級では、一人ひとりの特性に応じたきめ細かな指導を受けられるという大きなメリットがあります。一方で、同年代の友達と日常的に交流する機会が限られる場合もあります。私が大切にしたかったのは、学力の向上だけではありません。同じ年代の友達と、その年頃ならではの何気ない会話を楽しみ、時には意見がぶつかったり、笑い合ったりしながら、人との関わり方を自然に学んでほしかったのです。
障がいの有無や学びの進度にかかわらず、多様な友達との関わりは、子どもたちの情緒や社会性を育む大切な機会になります。だからこそ、一人ひとりに必要な専門的支援を受けながら、同年代の友達と共に学び、共に成長できる環境を望みました。批判の声がある一方で、さまざまなバックグラウンドを持つ子どもたちが同じ教室で一緒に学ぶことへの肯定的な意見もあり、嬉しく思っていました。