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https://forbesjapan.com/articles/detail/79519
異性と結婚している男女500人以上を対象とした調査で、研究チームは、家計収入で女性の方が多くを占める場合、ふたりの関係への満足度が下がることを明らかにした。この傾向は、特にこうした状況にあるカップルの夫に関して顕著だった。女性のパートナーよりも稼ぎが少ない男性は、男性らしさに自信が持てず、能力が十分でないと感じる傾向が強く、こうした感情が、妻との関係の質の低下に結びついていた。
男性パートナーよりも稼ぎが多い女性も、伝統的な男女の役割分担に反していることにまつわる居心地の悪さを感じる傾向が強かったが、男性ほどではなかった。
女性の方が稼いでいるというシナリオでは、ふたりの関係の満足度はより低く、離婚によって終止符が打たれる可能性が高くなると、参加者は評価した。このシナリオで変更された箇所は収入に関する部分のみだったことを考えると、この結果は、人々が順調な結婚生活を、一家の大黒柱としての男性の役割と結びつけて考えていることを示している。
今後、男女間の収入格差がなくなれば、結婚した男女のカップルの半分で、妻が夫よりも稼ぎが多い状況になるだろう。それまでは、「夫婦のうちどちらがより多くの稼ぎを得るべきか」に関する時代遅れの概念が続くだろう。こうした状況がいつまでくのかは予想が難しい。