匿名さん
先天性の筋力が弱い疾患があり、小学1年生から車いす生活を送るともみさん。エレベーターが小学校在学中に設置、中学校は入学前から設置されたものの、高校は私立だと「どこも受け入れは難しい」との噂があったという。そのため、唯一の候補だった県内の公立校に、車で1時間かけて通学したそうだ。 ともみさんは、「私立は無理だと思っていたので、“通えないのはおかしかったんだ”と今は思う。公立に関しても、エレベーターがある高校がそもそも少ない。県内の通える範囲で選択肢に入るのは1校しかなく、あとは特別支援学校などだった。見学には行かせてもらえたが、周りの先生たちは『エレベーターがないから難しいよね』という反応だった」と語る。 著書『五体不満足』がベストセラーの作家・乙武洋匡氏は、自身の経験を次のように語る。「義務教育の小学校から大変で、障害者の受け入れに積極的だと当時から表明していた私立ですらも、私の場合は門前払い。建設的な対話すら持ってもらえなかった。ありがたいことに、世田谷区の教育委員会が向き合ってくれて、異例中の異例ではあるが、保護者が登校から下校時まで付き添うことを条件に、特別支援学校ではなく地域の学校に通うことができた。驚いたのが、3年前に(参議院)選挙に出た時、演説に駆けつけてくださった障害児を育てている母親が、『私は今付き添いをしていて、そうじゃないと入学を認められなかった。そんな状況を変えてほしい』と。40年経って何も変わらないことがすごく驚きだった」。私立高が車いす生徒の入学断り波紋 乙武氏「40年経って何も変わってないことに驚き」 学校における“合理的配慮”の線引きは? | 国内 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
「障害があることを理由として、具体的な場面や状況に応じた検討を行うことなく、受験入学等を拒むことは、不当な差別的取り扱いに該当しうる」。4日、阿部文科大臣が言及したのは、香川県で起きた高校受験をめぐる問題。電動車いすを使う中学3年生の男子生…