匿名さん
【久保敦男さん(65)】 「小さい子たちが自分の孫という認識がなかったのではないか。妻は久しぶりでうれしいはずだけど、うれしそうではなかった。気がつかないうちに認知症が進んでいた。墓参りが終わって、実家まで帰る道、一人で先に降りた」 敦男さんは孫たちの手を取りながら、近くにある自分の実家に戻りました。 しかし、家のどこを探しても妻の姿はありませんでした。 (中略) 妻はどうしていなくなったのか。 専門医は認知症が行方不明につながる可能性を指摘します。 【廿日市野村病院・野村陽平 理事長】 「認知症の方の中で、位置感覚が分からなくなる特徴がある。どこかに最初は行こうと思っていたかもしれないが、行っている途中でどこに行っていたんだろうと目的を忘れてしまう。名前・住所・配偶者・子供のことを伝えることができない場合、生存してどこかで暮らしているなら情報がない中で周りの人が支援している」1年に19000人が行方不明に 認知症の妻を2年近く探し続ける夫 「墓参りに行った後いなくなった」|FNNプライムオンライン
久保しげみさん(行方不明当時63歳)おととし4月から行方が分かっていませんおととし、認知症で行方不明になった人の数は過去最多に上りました。増加する認知症の高齢者を今後どう支えていくのか?行方不明になった妻を今も探し続ける夫の姿を見つめました。シリーズでお伝えしている【老いゆく社会】第6弾です。警察署が呼び掛けている行方不明になった人の情報。久保しげみさん(行方不明当時63歳)認知症があり、おととし4月から行方が分かっていません。夫の敦男さん65歳です。今も妻を探し続けています。この日、敦男さん…