匿名さん
https://forzastyle.com/articles/-/74745
今月、激しい雨が降っていた朝。さやかさんは、先に来て並んでいた女子高校生たちと一緒に、傘をさしながらバスを待っていた。そこへ、傘を差さずにやってきた年配の男女3人が現れた。彼らは列の先頭に無言で割り込んだという。
「並んでますよ」と声をかけた高校生に対し、そのうちの男性は「年寄りにそんな口の利き方あるか」と怒鳴り始めた。「おい、老人優先だろ!」「足が痛いだよ!」「体調が悪いから座りたい」と大雨の中、主張は続いた。そもそも列に割り込むこと自体に怒りを覚えたのに。
注意した高校生が泣き出してしまうと、他の並んでいた人々はただ黙って見ているばかりだった。バスが到着すると、3人の高齢者は真っ先に乗り込んで、座席を確保し、何事もなかったかのように談笑していたという。
この出来事について、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は次のように解説する。
「問題は、高齢者側が自分の行動を“迷惑だ”と自覚していないケースが非常に多いことです。昭和的な“年上は偉い”という価値観が残っていて、注意されること自体に強い抵抗を感じてしまう。反発的な態度に出やすくなります」