匿名さん
2015年には和式トイレがJIS規格から除外。もはや工業製品として“なきもの”とされているのが和式トイレの現在地だ。出荷率わずか0.3%以下…メリットほぼゼロの“和式トイレ”はこのまま絶滅するのか? TOTOに聞く
清潔で高機能であるとして、世界的にも評価の高い日本のトイレ。しかしかつては日本でもトイレ=「汚い・臭い・暗い」という3Kのイメージが付きまとっていた。その一端を担っていたのが、今も一部の駅や公共施設、そして学校などに残る和式トイレだ。住宅設備機器メーカーのTOTOにも現在もごくわずかながら和式トイレのオーダーがあるとのことだが、TOTO広報は「和式トイレのメリットはほとんどありません」と話す。和式トイレはこのまま絶滅してしまうのか? ■1977年には洋式と和式の出荷数が逆転 2015年にはJIS規格から除外も…
TOTOに現在オーダーがある0.3%の和式トイレは、そのほとんどが公共施設だという。それはなぜか?
「不特定多数が使用する公共施設のトイレはどうしても和式のほうがいいという人が少数ながらおり、施設側からも『一つだけ和式にしたい』といった要望をいただくこともあり、ごくごく少数ながら製造しています」
それでもなお、洋式化のメリットは多いと松竹さんは言う。